2016年05月28日  

 

信徒協理事・役員研修会 講師 市瀬英昭師

 

 

 東山教会の地下ホールにて信徒協理事・役員研修会が開催されました。「新しい福音宣教における典礼の意義」というテーマで神言修道会市瀬英昭師をお迎えして、11月23日に行われる研修会に向けて行われました。

典礼によって養われない日常生活は〈盲目〉であり、日常生活を照らし、励まさない典礼は〈空虚〉である。と、要約される市瀬神父様の素晴らしいお話でした。
1.第二バチカン公会議の教会刷新、典礼刷新の精神
源泉へ立ち戻ることと現代社会への適応することを二大原則として教会刷新を目指した第二バチカン公会議から50年。典礼刷新の目的は「行動的参加」を促すことにある。そのため、母国語による式次第の整備・聖書の朗読箇所も母国語で豊富に整備され「わかる典礼」にとて有益なものになっている。信者の成長と成熟を促し、励ますのが本来の典礼祭儀。
2.典礼祭儀への「行動的参加」について
行動的参加は3つの次元で言われる。①実際の祭儀への参加②キリストの祭司的働きへの参加③神の三位一体の「いのち」への参加である。朗読への全員参加、共同祈願の作成など朗読する意図の準備・ミサに預かった人の心の準備が必要。