2月16日(土) 布池コンコルディアホールで開催された講演会には予想を上回る120余名の方々が集い、椅子は不足し、暖房も止めるほどにホールは満員となりました。司教さまは日本宣教の歴史から説き起こされ、キリシタン時代には平均して信徒5千人を1人の神父で司牧していた。また、神父が1人もいなかった潜伏時代のキリシタンたちは、信仰共同体を護り、パパ様が来るという希望に導かれ、心からの痛快による罪の赦しを信じ、世界から奇跡と称賛される程の信仰を護り抜いてきた。しかし、禁教令が解かれた明治以降、1869年開催の第1バチカン公会議を経て、カトリック教会は俗なる社会に対して門を閉ざし、聖職者中心になった。信徒は、聖職者に従う事が良いとされ、言わば意図的に眠らされたのでした。
第2バチカン公会議では、信徒は、教会と世界の架け橋であり、世界に対する教会の現存そのものと捉えられました。信徒は「イエス・キリストに於いて実現した神の救いの恵みの目に見えるしるし」として存在すべきものなのです。叙階の恵みを受けた司祭は、この地上で始まった神の国建設必須のパートナーであり、信徒とキリストとの繋がりを固める役割を担っているのです。
後半、分ち合いのテーマは、今までの人生の中で、神さまを信じて心から良かったと思うこと。使徒職としてやれそうな事、やってみたい事、信仰生活における喜びを目に見える形として現わせないかなどでしたが、各自の内面に深く関わることなので、グループ発表と言う形は取りませんでした。しかし、場の雰囲気から推して、大方の参加者は心からの分ち合いが出来たとの思いを抱かれたのではないでしょうか。
次の信徒協企画は、“信徒協スマホニュース”定期発行のほか、6月8日(土)の「信徒使徒職大会」で、布池コンコルディアホール午後1時からの開催です。なお、ご復活第2主日、4月28日「神のいつくしみの主日」は、信徒協献金日で信徒協唯一の活動資金となります。皆さまの温かいこころからのご献金をどうぞ宜しくお願い致します。
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